心の余裕がなくイライラをコントロールしたいあなたを助ける格言

ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』主催の嶋村吉洋氏 哲学者 アルフレッド・アドラー一流のコンディション

師走が近付き、これから仕事もプライベートもバタバタすることが多くなると思います。
忙しくなると心の余裕がなくなったり、ストレスを感じることも増えてきます。

今回は怒りの本質とはなにかという点と向き合いつつ、アンガーマネジメントに関する格言を紹介していきます。

怒りの本質は

そもそも怒りの本質とはどこにあるのでしょうか。

ひとは自分がこれまで大事にしてきた価値観や理想を裏切られたときに怒ります。
そして、マイナスの感情が溜まっているほど、怒りの炎が大きく燃え上がってしまうのです。

もう少し詳しくみていくと、心理学の世界では「怒りは第二感情である」と言われています。
第二感情とは、二番目に出てくる感情のことで、怒って当然と思える出来事に対し、実は怒りよりも先に生じている感情があるということです。

たとえば、悲しさ、寂しさ、恥ずかしさ、不安、困惑、恐れなどが第一感情となります。
この第一の感情には「期待」が関係しているようです。

期待が裏切られたときにひとは「悲しい」などの第一感情を感じ、その結果第二の感情である「怒り」を感じています。

つまり怒りの本質は「期待」が関連していることが分かります。

下記の参考サイトの説明が非常に分かりやすいので、気になる方は一度目を通してみてください。

【参考】おかしな幸福論ー怒りの原因と「期待」について。怒りは第二の感情?

アンガーマネジメントとは

ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』主催の嶋村吉洋氏 哲学者 アルフレッド・アドラー

では、怒りの感情を持たないようにするには「ひとに期待しない」ようにするのがいいのでしょうか。

ひとつの手段としては、そうかもしれません。
過剰な期待をしないということは重要な対策のひとつです。
しかし、「ひとに期待しない」人生は寂しい人生になってしまいそうです。

最近よく耳にする『アンガーマネジメント』ではどのように「怒り」と向き合っているのでしょうか。

アンガーマネジメントでは、そもそも「怒らない」状態を目指していないとのことです。
怒るべき場所では上手に怒り、怒る必要のない場面では怒らなくて済むようにトレーニングします。

アンガーマネジメントを身に付けて、怒りを管理できるようになると、怒るか怒らないかを自分の責任で選択できるようになります。

第二感情をコントロールすることで、衝動的な言動や行動を抑制でき、適切な問題解決やコミュニケーションに繋げられるようになります。

『怒りっぽいひとは気が短いのではなく、怒り以外の有用なコミュニケーションツールがあることを知らないのだ。』

心理学の三大巨匠といわれ、『嫌われる勇気』の大ヒットによって再度注目されたアルフレッド・アドラーは怒りについてこのような格言を残しています。

第二感情をコントロールすることでより有用なコミュニケーションを図ることができます。

多くの偉人が衝動的な怒りを嫌う格言を残しているのは、自身の経験上、衝動的な怒りがよい結果を残さないことを分かっているからではないでしょうか。

多様性を認める

嶋村吉洋氏主催のソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』のプロジェクト 聖徳太子の格言

最近になってアンガーマネジメントが注目されている理由のひとつとして、価値観の多様化があります。

日本がさまざまな価値観やライフスタイルを認め合う社会へと変わっていこうとする一方で、世の中には自分が信じてきた価値観以外のものを受け入れられないひとがまだまだ多くいます。

かつての常識が見直され世の中の価値観が変わっていくなかで、自分の価値観の変化が追いつかずに、「自分と異なる他人」に対して怒りの感情を抱く人が増えているため、アンガーマネジメントの能力がより必要とされています。

『心の怒りを絶ち、おもての怒りを棄て、ひとのたがふを怒らざれ。』

聖徳太子が607年に制定した十七条憲法の十条にはこのような言葉が謳われています。

聖徳太子はこのころすでに、ひとが自分と異なることをしても認めるように説いており、多様性を認めています。

怒りの感情がもつプラスの面

嶋村吉洋氏主催のソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』のプロジェクト マハトマ・ガンジーの格言

ここまで怒りをコントロールすることの必要性にフォーカスをしてきました。

怒りの感情を抱くことは悪いことではなく、その怒りをコントロールすることで原動力に変えることができれば大きな力となります。

『わたしは苦い経験を通じて、最高の教訓をひとつ学んだ。怒りをコントロールするということだ。蓄えられた熱がエネルギーに変わるように、抑制された怒りを世界を動かす力に変えることができる。』

以前、このブログでも取り上げたマハトマ・ガンジーはこのように話をしています。

嶋村吉洋氏主催のソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』のプロジェクト 孫正義の格言

『怒りは、ときには大きな革新のエネルギーになる。』

SoftBankグループの代表であり、実業家、投資家である孫正義氏も同様にこのような格言を残されています。

このふたりの格言からも、怒りをうまくコントロールすることで、そのエネルギーを世の中を大きく動かす原動力に変えることができることが分かります。

さいごに:嶋村吉洋氏からの学び

わたしはアンガーマネジメントと聞いたときに、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者である嶋村吉洋氏から学んだふたつの重要な価値観が頭をよぎりました。

ひとつは、『自分が源』という価値観です。

この価値観を持っていることで怒りに任せて衝動的に怒るということは格段に減少します。
なぜなら相手に怒りの感情を持つ前に、相手の行動の原因は自分かもしれないと考えるようになるからです。

たとえば、相手が自分の期待を裏切る行為をしたとして、悲しいなどの第一感情が生まれる際に、「自分が相手の行動の原因となっているかもしれない」という想いがちらつきます。
その一瞬の「もしかしたら」という考えが衝動的な怒りには効果的なのです。

もうひとつは、『捉え方で人生が変わる』という価値観です。

自分が源の価値観とも通じるところがありますが、自分の目の前で起こる出来事に対する捉え方によって自分の感情をコントロールすることができます。
その捉え方がポジティブであれば怒りの感情に支配されることが少なくなります。

わたしもソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』で学びながら自分の感情をコントロールできるようにトレーニングしていきます。

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