苦難を乗り越え情熱をもって生きたオルダス・ハクスリーの格言

『うまくいくリーダーだけが知っていること』の著者・嶋村吉洋氏のプロジェクト_オルダス・ハクスリーの格言原理原則

今回は、韓国のコスメブランド『ハクスリー』の名前の由来ともなった、イギリスの著作家であるオルダス・ハクスリー氏の格言を紹介します。

『無限に広がる情報の中から人々は真の情報を探すことが難しくなり、真実は関係ない情報にうもれ、その価値はだんだん薄れて行く。』

【出典】Wikipedia/オルダス・ハクスリー

数々の苦難を乗り越えながら大成し、『すばらしい新世界』の著者でもあるオルダス・ハクスリー氏の格言からの学びを、『うまくいくリーダーだけが知っていること』(きずな出版)の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。

経験とは

『経験とは、あなたに起こった出来事ではない。あなたに起こった出来事を、あなたがどう受け止めるかである。』

ハクスリー氏は、14歳のときに医者を志望しイートン・カレッジに入学します。
しかし、間もなく母親が事故で亡くなり、同じ月に別の事故で妹も亡くなってしまいます。
その後、17歳のときには角膜炎を患い、失明状態となり退学しました。

普通のひとであればなにもかも投げ出したくなるような、苦難の3年間を経験したハクスリー氏ですが、彼は自分の人生を諦めることなく、運命に抗います。

その後、視力は拡大鏡を使えば文字が読める程度に回復し、19歳でオックスフォード大学に入学します。
20歳のときには兄が自ら命を絶ち、またしても家族を失う経験をしますが、22歳のときに優秀な成績で大学を卒業します。

社会に出るまでに多くの苦難を経験したハクスリー氏ですが、この格言にあるように、起こった出来事を自分にとってなんとかプラスになるように受け止めてきたのではないでしょうか。

天才とは

『天才の秘密は、子どもの魂を大人になっても持ち続けるということだ。それは、決して情熱を失わないということを意味する。』

大学を卒業し、教師となったハクスリー氏でしたが1年で退職し、20代で作家としてデビューしました。
38歳で発表した『すばらしい新世界』では、胎児の頃から生化学的に管理され、洗脳的な教育によって欲求が満たされ管理されていることに疑問すら抱かない市民が生きる管理社会であるディストピアを風刺しています。

その後、ハクスリー氏は神秘主義に興味をいだき、意識の拡張に関心を持つようになりました。
関心を持ち研究をするなかで、ハクスリー氏は精神科医のハンフリー・オズモンドに、自分が幻覚剤の実験体になることを申し出ます。

我々からすると行き過ぎた行動にも思えますが、この格言を知ったうえでこの行動をみると、関心をもった分野の研究になりふり構わず没頭していった結果なのだろうと想像できます。

さいごに:嶋村吉洋氏からの学び

ハクスリー氏の格言からは、『うまくいくリーダーだけが知っていること』の著者であり、映画プロデューサーでもある嶋村吉洋氏からの学びとの共通点が多くありました。

・情報の取りどころにこだわり、情報の取捨選択をすること。
・人生は物事の捉え方によって大きく変わること。
・大きな結果を出すには偏りが大事だということ。

ハクスリー氏はこれらのことを分かりやすく体現している人物であると感じました。
わたしも自分の理想に向けて効果的な捉え方をし、情熱をもって仕事に取り組んでいきます。

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