ワクセルのyoutubeでも大人気のコラボレーター!2028年のロサンゼルスパラリンピックでのメダル獲得を目指すパラアスリート・河合紫乃の格言

『となりの億万長者が17時になったらやっていること』の著者ワクセル・嶋村吉洋氏のプロジェクト_ワクセルyoutubeでも人気のコラボレーター・河合紫乃の格言一流のコンディション

今回は、ワクセルのコラボレーターであり、今年の6月に左脚切除の手術をし、2028年のロサンゼルスパラリンピックでメダル獲得を目指す河合紫乃氏の格言を紹介していきます。

『成功に変えるから失敗はない』

【出典】ワクセル/河合紫乃

車いすフェンシング日本代表だったところから、左脚の切除を決断し、新たにバドミントンに挑戦する河合氏の格言からの学びを、『となりの億万長者が17時になったらやっていること』(PHP研究所)の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。

車いすフェンシングへの挑戦

河合氏はバドミントンでインカレ団体優勝を2度経験し、夢であった実業団の選手になりました。
しかし、そんな状況のなかで河合氏を試練が襲います。

股関節の手術の後遺症で左下肢の不全麻痺を負い、車いす生活を余儀なくされたのです。
治療のため2年間寝たきりで引きこもり、体重も30kgまで減るなど、心身ともに衰弱していた時期もあったそうです。

そんななか、大学時代に一緒に全国優勝をした後輩が活躍している姿を見て、「何でもいいからもう一度輝きたい」と思えたそうです。

バドミントンの後輩から「一緒にオリンピック・パラリンピックに出ましょう」と言われましたが、「健常時の自分と比べて葛藤することが分かっていた」という理由で新しい競技にチャレンジすることを決め、車いすフェンシングをはじめました。

河合氏は、車いすフェンシングをはじめわずか1年で日本代表になりました。
河合氏の行動の早さや決断力の根底には冒頭の格言の考えがあるといいます。

モデルへの挑戦

『世の中の障がい者の概念を変えたい』

河合氏は車いす生活をはじめてから、モデルとしても活動をはじめました。
そのきっかけはテレビで見た車いすのモデルさんでした。
「この状態から抜け出せるきっかけになるかもしれない」と思いモデルの世界に飛び込み、一人暮らしもはじめました。

その後、河合氏はきっかけとなったモデルさんと撮影で一緒になり、「どうして笑えるのか」とたずねたそうです。
そのモデルさんからは、「時間が経てば分かる。もう少しの辛抱だよ。」と言われたそうです。

その時は理解できなかった河合氏ですが、今では、自分の状況を受け入れられれば、明るく笑って前へ進めるのだということを理解できたそうです。

河合氏がモデルを続けるのは「世の中の障がい者の概念を変えたい」からだそうです。

この想いは、先日ご紹介した車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾氏の想いともリンクする部分があります。

パラリンピックメダリストへの挑戦

『自分が何を目的にしているかっていったらパラリンピックでメダリストになること。それは競技はなんでもいい』

ワクセルでの対談後、河合氏に大きな転機が訪れます。

河合氏は、今年5月にブラジルでおこなわれたパリパラリンピック最終予選の1回戦で敗退しました。
最終の世界ランキングは17位と出場圏の8位以内に惜しくも届かず、パリ大会の出場権を逃しました。

その後、河合氏は6月に入院します。
左下肢の血流障害による壊死が進行し、左脚を切除することが決まったのです。

河合氏は、障がいをもった自分と8年間向き合い続け、自分を認められるようになったといいます。
そして、今度は左脚を切除し、義足のアスリートとしての新たな一歩を踏み出しました。

この名言にあるように、河合氏はパラリンピックでメダリストになることを目的としています。
そのためなら競技は何でもいい。
「今まで頑張ってきたから車いすフェンシングで挑戦する」というのではなく、「一番確率の高い競技に挑戦する」と考えられる河合氏の考え方はとても素敵だと感じました。

義足のアスリートとなるタイミングで河合氏が選んだ競技はバドミントンでした。
自分に向き合って受け入れたことで、車いす生活をはじめたときには選ばなかったバドミントンを選ぶことができたといいます。

さいごに:嶋村吉洋氏からの学び

映画プロデューサーでありソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏も、河合氏のことばにあるように、目的を明確にすることを大事にされています。

目的を明確にすることで、ものごとの選択の基準ができ、日々の選択の質が向上します。
この繰り返しが成果をつくるための近道であることを河合氏と嶋村氏から学びました。

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