今回は、2022年にカタールで開催されたFIFAワールドカップで大活躍し、日本の大躍進の立役者となり、その後もイングランドのプレミアリーグでも世界を驚かせている三苫薫氏の格言を紹介します。
『僕には、後世に語り継がれる選手になるという目標があります。誰もが僕の名前を見ただけで、どんな選手だったのか、思い浮かぶような存在になりたいんです。』
【出典】YAHOO!ニュース
現在、三苫氏はサッカーの世界4大リーグのうちのひとつであるプレミアリーグのブライトンに所属し、大車輪の活躍を見せています。
チームもこれまでにない好成績を残しており、三苫氏の存在の大きさを感じます。
今回は、そんな三苫氏の格言からの学びを、『うまくいくリーダーだけが知っていること』の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。
トッププレイヤーに登り詰めるまでの選択
三苫氏は父親は陸上、母親はバレーボールの経験者というアスリートの両親のもとに生まれました。
3歳でサッカーをはじめると、サッカーの才能は幼少期から輝きます。
川崎フロンターレU10に合格すると、高校卒業まで川崎フロンターレの下部組織に所属し、そのままトップチームへの昇格の話も出るほどでした。
しかし、三苫氏は「すぐに活躍出来るイメージができなかった」、「長期的なビジョンでも自分やサッカーを見つめたかった」として、高校卒業後は筑波大学に進学する道を選びました。
この年で自分自身のことを客観的に見れていることに驚きです。
大学では関東大学サッカーリーグで3年連続のベストイレブンを受賞します。
大学2年生にして川崎フロンターレの特別指定選手に選ばれ、卒業後プロ1年目でベストイレブンを受賞しました。
早くから海外リーグに挑戦し、日本代表のA代表に選出されたいと考えていた三苫氏はプロ2年目で、世界最高峰のプレミアリーグのチームであるブライトンに移籍しました。
ビザの関係で一度ベルギーリーグのユニオンに移籍すると、そこでも結果を残し、2022年夏にブライトンに復帰しました。
各世代の日本代表にも選ばれていた三苫氏でしたが、2021年に目標としてきたA代表に選ばれると2022年にカタールで開催されたFIFAワールドカップにも出場し、世界が注目する活躍を果たしました。
目標を掲げそのことに集中する
『ピッチのなかでは一番になりたいですけど、ピッチの外では目立ちたくない』
三苫氏はピッチのなかでボールを持てばドリブルで勝負を仕掛け、ガンガン攻めていくタイプですが、ピッチ外ではとてもおとなしそうな印象を受けます。
インタビューなどを見ても、性格は大人しいようですが、世界で活躍するほどの選手はやはり負けず嫌いで高い目標を掲げ、努力されていることがとても伝わってきます。
三苫氏は大学での研究でもサッカーを題材にされており、『サッカーの1対1場面における攻撃側の情報処理に関する研究』というタイトルの卒業論文を書いています。
常にサッカーのことを考え、トップレベルのプレイヤーとなるために行動されていることが分かります。
さいごに:嶋村吉洋氏からの学び
『ストレスは苦にならない。ストレスが自分を成長させてくれる。』
どの分野でも活躍される方は、物事の捉え方が素敵だと感じます。
ストレスやプレッシャーをどう捉えるかによって、試合中のパフォーマンスや日々のモチベーションに大きく大きな差がうまれます。
『うまくいくリーダーだけが知っていること』の著者であり、映画プロデューサーでもある嶋村吉洋氏も講演会で「まずは自分の考え方、捉え方を変えることが大事」と話されています。
しかし、自分の考え方、捉え方を変えることは簡単なことではありません。
その方法として嶋村氏は「自分が掲げている目標を達成しているひとや、目指しているひとの近くにいて、そのひとの考え方、捉え方を学ぶことが大事。3年間は腹を据えて自分の脳ミソをつくりかえていく。」と語られています。
誰といるかで人生が変わると言われますが、こういった観点からも誰といるかにこだわることは自分の目標達成にとってとても大切なことだと学びました。