今回は、いつもと趣向を変えて、名曲を彩る素敵な歌詞を紹介していきます。
これまで目標に向かって挑戦しているときや、困難に直面したときなど、ここぞというタイミングで多くの曲に背中を押してもらったり、励ましてもらったりしてきました。
数ある名曲のなかから少しずつですが紹介していきます。
名もなき詩/Mr. Children
『あるがままの心で生きられぬ弱さを誰かのせいにして過ごしている 知らぬ間に築いていた自分らしさの檻の中でもがいているなら僕だってそうなんだ』
【出典】rockin’on.com/Mr.Children
Mr.Childorenは1992年にデビューし、それ以来常に第一線でヒットを飛ばし続け、シングル10作品、アルバム14作品でミリオンセラーを達成している日本を代表するアーティストです。
この『名もなき詩』は当時のオリコンシングルチャートで初週の売上枚数が当時の歴代最高である120.8万枚を記録し、オリコン史上初となる初週売上のみで100万枚を突破したシングルとなりました。
『名もなき詩』には印象的な歌詞が多く、特に今回紹介した歌詞は、なにかを変えたいけど動き出せないときや、どうしたらいいか分かっているのに一歩踏み出せないときのモヤモヤした感情を言葉にして表現してくれています。
世代や性別関係なく多くのひとが経験するこの感情に寄り添った歌詞で、多くのひとに刺さる歌詞だと感じました。
ビンテージ/Official髭男dism
『キレイとは傷跡がないことじゃない傷さえ愛しいというキセキだ』
【出典】rockin’on.com/Official髭男dism
Official髭男dismは2018年の4月に、まだインディーズだったにも関わらずフジテレビ系月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』の主題歌に『ノーダウト』を書き下ろし、インディーズアーティストとして初めて同枠の主題歌を担当しました。
ドラマが始まる2018年4月11日にメジャーデビューを果たし、2019年の2ndシングル『Pretender』、2020年の3rdシングル『宿命』も大ヒットとなりました。
特に『宿命』は2020年の『熱闘甲子園』のテーマソングのために書き下ろされ、自身初となるオリコン週間デジタルシングルランキングで週間1位となりました。
今回紹介する歌詞はメジャー1作目のアルバム『Traveler』に収録された『ビンテージ』の歌詞です。
さまざまな失敗を重ねながら、それを乗り越えてきた多くのひとを勇気づける歌詞であり、さまざまな失敗を重ね、批判を受けながらも現在の人気を確立した自分自身を誇るような歌詞だと感じます。
怪物たちよ/Saucy Dog
『言葉はピストル 引き金を引けば 当たり前に人は死ぬぞ 分かってて言ってんの? そんなやつらに耳を貸さなくていい「だから何?」と微笑ってやれ 遇らってしまえばいい』
【出典】Saucy Dog公式HP
Saucy Dogは2013年に結成され、2017年リリースの『いつか』、2020年リリースの『結』、2021年リリースの『シンデレラボーイ』などで大ヒットを飛ばしている人気バンドです。
今回紹介する歌詞は2023年リリースの『怪物たちよ』の歌詞です。
SNSなどでの批判が社会問題となっている世の中に一石を投じる歌詞となっています。
この歌詞を見ると、Saucy dogが色々な意見や批判を投げられながらも、それを乗り越えてきたことが伝わります。
そして、さまざまな批判にさらされている多くのひとに対して「批判なんかに負けるな」と応援する歌になっています。
この曲のなかには『麻ロープで首を括り手にする自由よりも 僕らはきっと強くなれるはず こんな世界でもまだ』という直接的な表現もあり、大きな覚悟をもってリリースされたことを感じます。
批判や意見に苦しんでいる方には是非とも聞いてほしい一曲です。
さいごに:嶋村吉洋氏からの学び
素敵な歌詞をみていると、自分自身がさまざまな経験をしたことがベースになってつくられているように感じます。
多くの挑戦をし、失敗や成功を積み重ねてきたからこそ分厚い人生になっていると感じます。
『うまくいくリーダーだけが知っていること』の著者であり、映画プロデューサーでもある嶋村吉洋氏からも数多くの経験に基づく厚みを感じます。
わたしも自分の経験から語れるように多くのことに挑戦していきます。