ワクセルのトークセッションにも参加された社会活動家・池間哲郎の格言

嶋村吉洋氏主催のワクセルのトークセッションにも登場された池間哲郎の格言原理原則

今回は、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の井戸建設プロジェクトでコラボレートし、トークセッションにも登場されている、『認定NPO法人 アジアチャイルドサポート』代表理事の池間哲郎氏の格言を紹介していきます。

『最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命に生きること』

嶋村吉洋氏主催のワクセルのトークセッションにも登場された池間哲郎の格言

【出典】池間哲郎×ワクセル

わたし自身、池間氏の講演会には何度か参加させていただきました。

元々サラリーマンをしていたところから、国際協力の活動をはじめられた経緯を含め、講演会や格言からの学びをソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者である嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。

池間氏自身の目で見た世界の真実

いまではアジアの多くの国でボランティアに入り、多くの方を支援されている池間哲郎氏ですが、国際協力の活動をスタートさせたのは36歳のころでした。

池間氏はサラリーマンから社会人をスタートし、29歳のときに映像制作会社を設立されました。
経営者、並びにカメラマンとして結婚式、記録映像、CMなどの撮影・製作をおこなっています。

出張で訪れた台湾で山岳民族の貧困と人身売買問題を知ったことをきっかけに、1990年からアジア各国のスラム街やゴミ捨て場などの貧困地域の撮影・調査・支援を開始しました。

ゴミ捨て場で生活する子どもたち、一日一杯のおかゆしか食べられない人々、綺麗な水を見たことがなく泥水を飲むことが当たり前の地域、勉強したくても貧困で勉強ができない子どもたち。

自ら足を運んで見たアジアの貧困地域の実情は、日本で普通に暮らしていては考えられないようなものでした。

しかし、そこで出会う子供たちは命がけで人生を生きており、その姿はとても美しく、その子どもたちに笑顔で生き続けてほしいと思ったのが国際協力の活動をはじめたきっかけとなりました。

一生懸命生きているか

この格言を池間氏が大事にされるようになったひとつのできごとがありました。

ゴミ捨て場で生活している少女にインタビューをしたときのこと、池間氏がその少女に「あなたの夢はなんですか?」と訊ねました。
するとその少女はうつむき、「夢なんてありません。わたしの夢は大人になるまで生きることです。」と答えました。

池間氏は無神経に夢を聞いてしまったことを後悔するとともに、そんな状況でも毎日を笑顔で暮らしている子どもたちを見て、自分はこんなに一生懸命に生きているだろうかと考えるきっかけになったそうです。

池間氏は、

「当時35歳でしたが、『こんな小さな子どもが一生懸命に生きている。それなのに大人の俺はなにをしていたのだ。』とこれまでの自分の人生が恥ずかしくなってしまいました。そして、『これからは、この子たちのように一生懸命に生きていく』と固く誓うと共に、このような子どもたちの支援を生涯続けていくと決断しました。」

とおっしゃっています。

池間氏が伝えるボランティアのリアル

『愛さえあればは絵空事』

池間氏の講演会を聞いて印象に残った言葉のなかにこの言葉があります。

池間氏は自分が稼いだお金だけでボランティアをスタートしました。
ボランティアを継続するためにはお金が必要です。

愛や想いだけではなく、実際に時間やお金を差し出す必要があることを伝えてくださっており、池間氏のリアルな体験から来るこの言葉は非常に重みがあると感じます。

池間氏は足を動かして世界各地のリアルを見てそれを伝えてきました。
そのなかで子どもの教育にも力を入れられており、今の日本の教育に警鐘を鳴らされています。

日本では親や教師を「尊敬できる」という子どもの割合がきわめて低く、幸福度も低いという調査結果が出ています。
親同士が尊敬しあっているか、親が先生の悪口ばかり言ってないかなど、そういう点が子どもが親や教師を尊敬できるかどうかに繋がっています。

子どもの幸福度も親がどんなメッセージを発しているかによって大きく変わります。

池間氏の講演を聞き、そこを理解したうえで子どもを育てる親が増えてほしいなと感じました。
講演会のなかで池間氏がおっしゃっていた教育に関する言葉を最後に載せておきます。

『過保護は暴力よりもひとを傷つける』

さいごに:嶋村吉洋氏からの学び

ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者である嶋村吉洋氏は、講演会で「ひとを幸せにするには、まずは自分が幸せになることが大事」とおっしゃられています。
自分が豊かで幸せだからこそ、相手に分け与えることができますし、相手も受け取ることができます。
嶋村氏の生き方を見ているとまさに、自分が豊かになり、周りに与えている生き方をされているなと感じます。

池間氏もおっしゃっているように国際協力などボランティアにはお金がかかります。

まずは自分がしっかりと豊かになることが、ボランティアの大事な一歩です。

ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』には理想を描き、そのために全力で生きている方が非常に多いです。
わたし自身、こういった環境の力を借りて自分を高め、豊かになり、世の中に与えられるひとになれるよう努力することを決めてチャレンジしています。

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