映画やCMを彩るキャッチコピーにみる格言

ファーストリテイリング ワクセル主催者で映画プロデューサーの嶋村吉洋氏のプロジェクト原理原則

今回は、いつもと趣向を変え、映画やCMを印象的なものにするキャッチコピーをいくつかの部門に分けて紹介していきます。

映画編

映画編では、思わずその映画を観たくなるようなキャッチコピーを、わたしが観たことのある映画のなかから選びました。

『恋をした それだけのことなのに 世界はまぶしい』

ハチミツとクローバー ワクセル主催者で映画プロデューサーの嶋村吉洋氏のプロジェクト

【出典】ハチミツとクローバー/Yahoo!映画


『ハチクロ』と略される大人気漫画『ハチミツとクローバー』を実写化した映画です。
誰もが経験のある、恋をしたときの感覚を見事に表現し、その感覚を映画をとおして体感したいと思わせるキャッチコピーです。

『この世界に言うのは、「さよなら」か、「ただいま」か。』

イフ・アイ・ステイ ワクセル主催者で映画プロデューサーの嶋村吉洋氏のプロジェクト

【出典】イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所/Yahoo!映画


『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』は、ワクセルの主催者であり、映画プロデューサーでもある嶋村吉洋氏が以前講演会で紹介されていた映画です。

この映画は、家族で旅行中に車で事故にあった主人公が、家族を失いながらも生きるか死ぬかを選択するというストーリーで、このキャッチコピーにこの映画のキーとなる部分が端的にあらわされています。

『この結末を誰にも話さないでください。』

シックスセンス ワクセル主催者で映画プロデューサーの嶋村吉洋氏のプロジェクト

【出典】シックス・センス/Yahoo!映画


わたしはラストにどんでん返しがある映画が好きなのですが、そのなかでも『シックスセンス』はラストの怒涛のどんでん返しが魅力の映画です。

見ただけで「結末を知りたい!」と思わされる秀逸なキャッチコピーです。

CM編

CMにおけるキャッチコピーの役割は大きく、その企業のイメージをつくり、見ているひとがその企業や商品を覚えるきっかけとなっています。
そんなCMのキャッチコピーのなかからメッセージ性の強い3つを紹介します。

『わたしらしくをあたらしく』

ルミネ ワクセル主催者で映画プロデューサーの嶋村吉洋氏のプロジェクト

【出典】株式会社LUMINE


このキャッチコピーはLUMINE(ルミネ)のキャッチコピーです。
LUMINEはJR東日本の首都圏の駅ビルを中心に展開されている会社で、シーズンごとに素敵なキャッチコピーを数多く残しています。
そんなLUMINEが企業メッセージとしているのがこちらの言葉です。

わたしらしさを更新していくという考え方がとても前向きで素敵だなと感じました。

『二兎追うものだけが二兎を得る』

こちらはNTTドコモのCMで使われていたキャッチコピーです。
「欲張ったっていいじゃないか」という気持ちが表現されています。

わたしも嶋村氏と出会ってから、「大きく望むことだけを考えろ!」と言っていただき、理想をひろげていくことを学びました。

日本の教育では「二兎を追うものは一兎をも得ず」という考え方を教えがちですが、二兎を得ることができるという可能性にフォーカスしたこの言葉にはハッとさせられます。

『服を変え、常識を変え、世界を変えていく』

ファーストリテイリング ワクセル主催者で映画プロデューサーの嶋村吉洋氏のプロジェクト

【出典】株式会社 ファーストリテイリング


このキャッチコピーは『ユニクロ』や『ジーユー』を傘下に持つファーストリテイリングのキャッチコピーです。

この言葉からは、ただ服をつくっているのではなく、世界を変えるために服をつくっているというスケールの大きさを感じます。

実際に『ユニクロ』や『ジーユー』はアパレル業界に大きな変化をもたらし、当たり前を変え続けています。

どこを見て仕事をするのかがとても大切だということが伝わるキャッチコピーです。

お笑い編

最後はインパクト満点のお笑い編です。

『会いたいし、伝えたいし、聖徳太子。』

奈良県 ワクセル主催者で映画プロデューサーの嶋村吉洋氏のプロジェクト

【出典】ならの観光力向上課/観光プロモーション課/MICE推進室


聖徳太子没後1400年を記念し、ゆかりのある奈良県が作成したポスターです。
可愛い写真と秀逸なコピーが目を引きます。
奈良県のイメージとのギャップもとても素敵です。

『ポスター?はよ作ってや。死ぬで。』

文の里 ワクセル主催者で映画プロデューサーの嶋村吉洋氏のプロジェクト

【出典】文の里商店街ポスター展


大阪にある『文の里商店街』で実施されたポスター展でグランプリを受賞したこのポスターはツッコミどころ満載で、大阪ならではのポスターです。

閉店時にポスターを作るという発想も驚きですが、漬物店とかけて「お漬かれさまでした。」というコメントも記載されているのがシャレてるなと感じました。

大嶋漬物店のポスターは他にも「やっと気付いた。この仕事、しんどい。」や「遊ぶで、これから。」というものがありどれも秀逸でした。

『おい、そこの、カッコいいほうのメガネ。』

zoff ワクセル主催者で映画プロデューサーの嶋村吉洋氏のプロジェクト

【出典】Zoff


このキャッチコピーはメガネブランドの『Zoff』が作成したキャッチコピーです。

メガネをかけているだけであだ名が「メガネ」になってしまうメガネブランドとしてはネガティブかもしれない現象をうまく取り入れています。

スタイリッシュなメガネを作っていることへの自負や、メガネをかけているひとへの訴求など多くが伝わってくるキャッチコピーです。

『このままじゃ、私、可愛いだけだ。』

朝日新聞 ワクセル主催者で映画プロデューサーの嶋村吉洋氏のプロジェクト

【出典】朝日新聞


朝日新聞のこのキャッチコピーは一見するとなんの広告か分かりませんが、朝日新聞の広告だということが分かると「可愛いだけの自分を変えるために新聞を読んで勉強しよう」と意味が分かってくるという仕掛けがとても素敵です。

今の自分を肯定的にとらえながらも、向上心あふれるメッセージです。

さいごに:嶋村吉洋氏からの学び

今回はさまざまなキャッチコピーを紹介しましたが、会社や商品などをブランディングし、価値付けしていくのに欠かせないものだということが分かりました。

ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者である嶋村吉洋氏は、講演会などで「自分で価値付けしていくこと」を伝えてくださいます。

ひとから与えられたものをなにも考えずにそのまま受け取るのではなく、どんな価値があるのか、どんな価値を付けられるのかを考えることで受け取れるものが大きく変わってきます。

さまざまなキャッチコピーを見ながら価値付けについても学んでいきます。

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