今回は、株式会社おおきになどを経営しながら、居合道や社会活動、映画出演など幅広い分野で挑戦を続けている野寄聖統氏の格言を取り上げ、その生き方や考え方を紹介します。
『心を斬るは、己なり』

【出典】野寄聖統/ワクセル
野寄聖統氏は兵庫県出身。
高校卒業後は海上自衛隊に入隊し、艦艇・潜水艦で衛生員として勤務しました。
その後、大手スポーツクラブ併設の接骨院で副院長を務めながら、アロマスクールのインストラクターとして全国のエステサロンやリラクゼーション施設の立ち上げ、品質管理、技術指導などにも携わります。
独立後はアロマサロンやアロマ・ハーブショップを立ち上げ、現在は株式会社おおきにの代表取締役として、飲食店やオーガニックショップ、エステサロンなど多様な事業を展開しています。
また、中途失明した母との生活をきっかけに、障がい者や高齢者、外国人の方も積極的に雇用し、ともに働く場をつくっています。
居合道五段、映画出演、地域貢献活動など、仕事以外でも幅広く活動されています。
そんな野寄氏からの学びとともに、『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。
自分自身と向き合うことが、本当の強さにつながる
野寄氏は居合を通じて、相手を倒すこと以上に、自分自身と向き合うことの大切さを伝えています。
先程の名言の「斬る」という言葉からは、相手に勝つことを想像しがちですが、本当に向き合うべき相手は自分自身なのかもしれません。迷いや恐れ、慢心など、自分の中にある弱さと向き合い、それを乗り越えていく。その積み重ねが、人としての強さをつくっていくのだと思います。
私自身も、何かうまくいかないことがあると、つい周囲や環境に原因を求めてしまうことがあります。しかし、この言葉を考えると、まず自分自身の姿勢を見つめ直すことが大切なのだと感じます。
誰かに勝つためではなく、自分自身に負けないために努力する。
そんな考え方は、仕事でも人生でも大きな力になるのではないでしょうか。
批判するより、感謝できる人でありたい
『批判よりも、感謝を選ぶ人でありたい』
この言葉には、野寄氏が大切にしている「ありがとう」という姿勢が表れているように感じます。
ワクセルのプロフィールでも、座右の銘として「やったらええやん。ありがとう。」を掲げています。
人は何か問題が起きたとき、「なぜこうなったのか」「誰が悪いのか」と批判する方向に意識が向きやすいものです。
しかし、そこで一度立ち止まり、「この経験から何を学べるだろう」「関わってくれた人に何を感謝できるだろう」と考えることができれば、同じ出来事でも意味は大きく変わります。
野寄氏自身も、起きた現象そのものは変えられなくても、それをどう受け取るかは変えられると語っています。
私もこの考え方は、人生を前向きにするうえでとても大切だと感じました。
すべての出来事を肯定する必要はありません。
ただ、その出来事から何を受け取るのかは、自分で選ぶことができます。
変えられない現実より、変えられる自分に目を向ける
『起きた現象は変えられない。その現象をどう受け取るのか、そう思う、そう感じる自分がただいるだけ。自分の受け取り方だけが変えられる。』
野寄氏のこの言葉は、これまでの経験から生まれた実感のこもった言葉なのだと思います。
人生では、自分の力だけでは変えられない出来事がたくさんあります。
しかし、その出来事をどう捉えるかまで誰かに決められる必要はありません。
野寄氏は、障がい者や高齢者、外国人の方を積極的に雇用し、それぞれの個性を活かして一緒に働く場をつくることにも取り組んでいます。
「できないこと」に目を向けるのではなく、「どうすればできるか」「今あるものをどう活かせるか」と考える。
その姿勢が、新しい可能性を生み出しているように感じます。
私自身も、思い通りにならない出来事があったとき、その現象を変えようとするだけではなく、自分の受け取り方を変えることを意識したいと思います。
現実を受け入れることは、諦めることではありません。
そこから何を生み出すかを自分で選ぶことなのだと思います。
最後に:嶋村吉洋氏からの学び
今回紹介した野寄聖統氏の生き方は、「自分自身と向き合うこと」「批判ではなく感謝を選ぶこと」「変えられない現実ではなく、自分の受け取り方に目を向けること」の大切さを教えてくれます。
同時に、『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)の著者であり、映画プロデューサー、そして『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏の考え方にも、深く重なる部分があると感じます。
嶋村氏は、人との出会いや日々の経験から得られる「気付き」を大切にし、その気付きを行動につなげることの重要性を伝えています。
また、さまざまな人と関わり、互いの価値を認めながら、ともに挑戦することで新しい価値を生み出すことも大切にされています。
野寄氏が大切にする「ありがとう」という姿勢も、人とのつながりをより良いものにしていくうえで欠かせないものだと思います。
批判することは簡単ですが、感謝できる部分を見つけるには、自分自身の心と向き合う必要があります。
「心を斬るは、己なり」という言葉のように、人生を変える第一歩は、外側の何かを変えることではなく、自分自身の心や物事の捉え方を見つめ直すことなのかもしれません。
私もまた、起きた出来事に振り回されるのではなく、感謝や気付きを大切にしながら、自分自身の受け取り方を磨き、周囲の人にも良い影響を与えられる人を目指していきたいと思います。
