今回は、ワクセルとコラボレートし、トークセッションなどにも登場されているアイドル『仮面女子』の猪狩ともかさんの格言を紹介します。
『後ろは振り向かない。私が今いる場所は今ここしかない。』
【出典】猪狩ともか✕ワクセル
大けがを乗り越え『仮面女子』として活動を継続している猪狩ともかさんがどのように困難を乗り越えてきたのか、その生き方と格言からの学びを映画プロデューサーであり『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。
アイドルになったきっかけ
ワクセルのトークセッションのなかで、猪狩さんは小学生のときに『モーニング娘。』が大好きでアイドルに対する憧れがあったと語っています。
しかし、もともとアイドルになろうと思っていたわけではないようです。
猪狩さんは21歳のときに管理栄養士の専門学校に通っていて就職活動を始めたものの、働きたいと思う場所が見つからず、そのときに「アイドルに挑戦してみよう」と突然思いついたそうです。
21歳で突然進路を大きく変えて、アイドルという道にチャレンジされたことにはとても驚きました。
しかし、これまでアイドルを目指していなかったためデビューまでの下積みの時期もかなり長かったそうです。
2014年5月に仮面女子の研究生として活動をはじめてから、デビューするまでには1,004日もの月日がかかったそうです。
事故にあってからの変化
猪狩さんは2017年2月にデビューし、2018年1月には三代目のリーダーに就任します。
順調にアイドルとしての活動をしていた猪狩さんですが、2018年4月に不慮の事故に巻き込まれ、両下肢完全麻痺と診断されます。
普通であれば、アイドルを諦めてしまうような大けがですが、それでも猪狩さんには「辞めるという選択肢はなかった」といいます。
そう思えたのは周りの影響が大きかったようです。
ひとは周りのひとから必要とされていると感じると頑張ることができます。
猪狩さんも、周りのひとが「車いすに乗っていても必要としているよ」という想いをすごく伝えてくれたので、辞めるか辞めないかで迷うことなく、「どうやったら活動していけるだろう?」ということを考えることができたそうです。
今回取り上げたこの格言からは、過去のできごとを受け入れ、これからに向けて努力しようとする猪狩さんの強い覚悟が感じられます。
今ここにいる自分に集中することで、多くのことは解決できるのかもしれません。
将来のことが心配になることなどはあると思いますが、生き方を決めてしまえば、あとは今ここにいる自分がなにをするのかに集中するだけだということを学ばせていただきました。
さいごに:嶋村吉洋氏からの学び
ワクセルの主催者であり、映画プロデューサーでもある嶋村吉洋氏は普段から「集中すること、偏りをもたせること」の重要性を教えてくださいます。
やることが多くあるなかでも、いま目の前のことに100%集中するからこそ、成果を生み出すことができます。
八方美人にすべてを完璧にこなすことは難しいが、自分が成果をつくりたいところに集中することが重要です。
わたし自身、どこに集中するのかを決めて思い切りチャレンジしていきます。