世界最高のテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチの格言

ノバク・ジョコビッチ一流のコンディション


今回は、テニスの男子シングルスの世界ランキング1位通算在位歴代最多記録を持ち、現在も世界ランキング2位、先日のウインブルドン選手権でも見事に準優勝を果たした、ノバク・ジョコビッチ選手の格言を紹介します。

人生にはいろんなことが起きる。良いことも大変なことも。どうしてこうなんだ、もっと何とかならなかったのかと思うこともある。
でも最終的には全てが自分の成長につながる

ジョコビッチ選手は、フェデラー、ナダル、マレーの4選手とともに「BIG4」と呼ばれ、世界ランキング1位通算在位388週、4大大会の優勝23回などの最多記録など、数々の記録を持っています。

また、スポーツのトッププロとして「グルテンフリー」という言葉が世の中に広まるきっかけを作った一人でもあり、食事を中心とした健康管理を非常に重視している選手としても有名です。

今回は、そんなジョコビッチ選手の格言からの学びを、『うまくいくリーダーだけが知っていること』の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。

苦難を乗り越えて世界のトップ選手へ

ジョコビッチ選手は、セルビア出身、1987年生まれの36歳です。
2003年のプロ転向後、2008年の全豪オープンでの4大大会初優勝を皮切りに、2011年に世界ランキング1位、2016年にはキャリアグランドスラム(生涯を通じての4大大会での優勝)を達成するなど輝かしい実績を残しています。

ただ、ジョコビッチ選手の場合、4大大会優勝から世界ランキング1位を達成するまで、約3年と比較的時間を要しています。その大きな理由は、フェデラー、ナダルの2選手の存在でした。さらには、自身のグルテンアレルギーが発覚するなど、健康面でも課題が見つかり、なかなか世界ランキング1位まで駆け上がることができませんでした。

それでも、強力なストロークとコートカバー力を活かしたプレースタイルに加え、健康面での課題も克服したことで、2011年に世界ランキング1位を達成します。

また、世界ランキング1位となった後、2017年には怪我の影響で主要大会を欠場し、世界ランキングが10位以下まで下がったことがありました。
当時30歳、一般的には第一線から遠ざかっても仕方ないとされる年齢ですが、翌年にはランキング1位を再度達成し、その後も現在までトップランカーとしてテニス界を牽引しています。

そんな彼の実績の裏には「良いことも大変なことも、全ては自分のプラスになる」と信じる価値観があるのでした。

食事などの健康管理の重要性

正しい食べ物を選ぶということは、単に肉体的スタミナにつながるだけ
ではない。忍耐、集中力、前向きな態度にもつながるのです

あなたが最高の自分になりたいと願うなら、私が勧めることはこれしかない。まずは、食べ物を変えることから始めてみてはどうだろう

テニス選手としての輝かしい実績とともに、自身のグルテンアレルギーを乗り越えて活躍していることもジョコビッチ選手の大きな功績の1つです。
小麦などのグルテンが含まれる食材を避ける「グルテンフリーダイエット」という言葉が世の中に広く知られるようになったのは、彼の活躍の影響もあったと思われます。

彼以前のスポーツ選手で、ここまで食事の管理に注力し、また注目されていた選手はいなかったのではないでしょうか。そして、空前の実績を残していることで、食事を管理することが人間のパフォーマンスにどれだけ効果があるか、彼自身が示しているように思えます。

さいごに:嶋村吉洋氏からの学び

ジョコビッチ選手の経歴からは、困難にぶつかっても、それを自分が求める結果に向けた成長の糧だと考えて乗り越えて行くことの重要性を学びとれます。

また、『うまくいくリーダーだけが知っていること』の著者であり、映画プロデューサーでもある嶋村吉洋氏も、著書の中で、周囲の声に惑わされず、自分自身の求める結果に対して必要な選択をし、愚直に努力することの重要性を説いています。

人生においてさまざまな選択肢がある現代だからこそ、困難に負けず、目標達成に向かい続ける姿勢やメンタリティが大切ではないでしょうか。

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