今回は、2024年2月18日に「オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム」を開催し、東京ドームに5万3000人、ライブビューイングやオンライン配信で10万7000人の合計16万人の同時視聴を達成し、メディアの話題を独占したオードリーの若林正恭氏の格言を紹介していきます。
『ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。』
【出典】Yahoo!ニュース
ニッポン放送のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』で15年間MCを務め、エッセイを出版するなど文化的な面でも支持を受ける若林氏の格言からの学びを、『となりの億万長者が17時になったらやっていること』(PHP研究所)の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。
ネガティブ思考を潰す
若林氏は大学在学中の2000年に春日俊彰氏と『ナイスミドル』というコンビを結成し、ケイダッシュステージよりデビューしました。
2005年に『オードリー』に改名。2008年に『M-1グランプリ2008』で敗者復活戦から決勝進出し、準優勝するとテレビ出演が激増し、人気お笑い芸人への道をかけのぼっていきます。
若林氏は『アメトーーク!』の「じゃない方芸人」や「人見知り芸人」に出演すると、ネガティブな一面にスポットが当たりました。
ネガティブがゆえの社会の見方や、悩みに悩みながらひとつずつ答えを出していく姿に共感する方が多く、多くの支持を得ていきます。
2015年に若林氏が出版したエッセイ『社会人大学人見知り学部 卒業見込』に冒頭のことばが書かれています。
「ネガティブを潰すのは、没頭。人は暇だから悪いことを考えてしまうし良くないことばかり考えてしまう。本でも映画でも漫画でも何かに没頭していればネガティブな思考が入り込む隙間はない。何かに夢中になることが大事」
嶋村氏も講演会などで自分はネガティブな人間であると話をされています。
「計画はネガティブに、行動はポジティブに」ということを話されており、「ネガティブな考えが出てくるのは暇だから」ということも話をされています。
批判の捉え方
『批判は割と簡単だ。だって完璧なものってこの世にはないから。批判は一瞬で、創造は一日にしてならない。だから、僕は歳を取ることに恐怖心を持っている若い男と批評家を信用していない。』
M-1グランプリで準優勝した翌年に、『オードリーのオールナイトニッポン』がスタートします。
今年15周年を迎えたこの番組は、『リトルトゥース』と呼ばれる数多くのリスナーを抱えるモンスター番組となり、年に6回おこなわれるビデオリサーチによる首都圏ラジオ聴取率調査でV46を達成しています。
15周年の継続があり、オードリーは『ラジオモンスター』とよばれるほどの存在になりました。
どの分野でも批判はつきものですが、この格言のような考えをもっていれば、批判されてもダメージが少なく、他社への批判も鵜呑みにせずにいられるのではないでしょうか。
「しくじり」を回避する方法
『3年間の授業で「しくじり」を回避する一番の方法は何だと思ったかというと、それは「耳が痛いことを言ってくれる信頼できる人を持つこと」である。「自分では自分のしくじりの種には気づけない」というのが、約120回の授業を受けたぼくの結論であった。』
2014年からスタートし、「人生を盛大にしくじった人から『しくじりの回避法』を学ぼう!」を基本理念とした番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で若林氏はMCを担当されています。
この番組をとおして、若林氏が結論付けたのが上記のことばです。
メンターの存在は大きく、耳は痛いけれど本当に必要なことばをくれるメンターをもつことは人生を成功させることに直結すると思います。
さいごに:嶋村吉洋氏からの学び
映画プロデューサーでありソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏も、今回取り上げた格言の内容を大事にされています。
特にメンターの重要性についてはよく話をされており、自身がメンターとなる立場になっても、メンターとなる存在は必要不可欠であり、常に学ぶ姿勢をもたれています。
メンターのもとで批判に屈せずチャレンジすることが、求める成果を得るための近道であることは間違いありません。