歴史上もっとも有名な実業家であり投資家でもある「近代ビジネスの父」ジョン・ロックフェラーの格言

『となりの億万長者が17時になったらやっていること』の著者ワクセル・嶋村吉洋氏のプロジェクト・投資家ジョン・ロックフェラーの格言一流のコンディション

今回は、歴史上もっとも有名な実業家であり投資家でもある、ジョン・ロックフェラー氏の名言をご紹介していきます。

『もし、あなたが成功したいのであれば、踏みならされ受け入れられた成功の道を進むのではなく、新たな道を切り開きなさい。』

【出典】ジョン・ロックフェラー/Wikipedia

「近代ビジネスの父」とよばれ、ピーク時にはアメリカの石油の90%をコントロールしていたと言われるほどの影響力をもっていたジョン・ロックフェラー氏の格言からの学びを、『となりの億万長者が17時になったらやっていること』(PHP研究所)の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。

常識に従うだけでは、本当の成功はつかめない

ロックフェラー氏は、1839年にアメリカのニューヨーク州で生まれました。
父親は、生涯にわたって真面目に働こうとせず、常に一山当てようと目論んでいるようなひとで、ロックフェラー氏は、子どものころから「小皿を大皿と交換しろ」と父に教え込まれ、常に取引で有利になることを心がけていたそうです。

ロックフェラー氏は、1870年にスタンダード・オイル社を創業すると、石油産業を基盤に、近代アメリカ資本主義の象徴とも言える存在になりました。
彼は安定を求めるよりも、誰も踏み入れたことのない道を歩くことに価値があると考えていました。
この「新たな道を切り開く」という姿勢は、現代のビジネスにおいても非常に重要です。

たとえば、周囲が正社員として安定を求める中で、自分だけが起業や副業に挑戦するのは勇気が必要です。
ですが、常識に従うだけでは、自分の可能性は広がらない。
私はこのことばに触れたとき、思い込みの「レール」から降りる覚悟を持たなければならないと強く思いました。

成功のカギは「信じて待つ力」

『事業に成功するための第一条件は、忍耐と最後には必ず報われるという信念だ。』

どんなに才能があっても、結果がすぐに出るとは限りません。
ロックフェラー氏は、地道な積み重ねの末に莫大な富を築きました。
その背景には、焦らずに忍耐することの重要性を認識していたことがありました。

私自身、思うように結果が出ず不安になることがあります。
「このままでいいのだろうか」と、焦る瞬間もあります。
しかし、ロックフェラー氏のこの言葉は、努力を信じることが何よりも大切であると教えてくれます。
現代は「すぐに結果が出ること」が良しとされる風潮がありますが、長い目で自分を育てるという視点を忘れてはいけない。
目先の結果より、積み上げる時間そのものが成功につながると、改めて信じさせてくれる言葉です。

人を活かす者が、本物のリーダー

『私は何よりもまず、人の扱いが上手い者を重用する。』

ロックフェラー氏は、単に経営能力だけでなく、人間性やコミュニケーション力を重視していたといいます。
つまり、「人とどう関わるか」が事業の成否を分けると考えていたのです。
私はこの考えにとても共感します。どんなに優秀でも、チームの空気を乱したり、相手を尊重できなければ、組織はうまくいきません。
反対に、人の強みを引き出し、信頼関係を築ける人は、多くの場面で影響力を持ちます。
人との関係はすべての基盤です。

ビジネスも人生も、人と人との信頼で成り立っている。ロックフェラー氏のこの言葉は、表面的なスキルではなく、本質的な人間力を大切にしなければならないと、改めて気づかせてくれました。

最後に:嶋村吉洋氏からの学び

映画プロデューサーでありソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏も、「本当に自分がどう生きたいか」を考えることの重要性を常に語られています。

自分の理想が明確になれば、それに向かってチャレンジする勇気が湧く。
そして、その過程で使う「ことば」も丁寧に扱うことが大切だと、嶋村氏は伝え続けています。
これはロックフェラー氏が説いた「人の扱いの重要性」とも強く通じる部分です。
私もまた、目の前の損得にとらわれず、「誰とどう生きるか」を大切にしながら、時間を味方にして挑戦を重ねていきたいと思います。

ロックフェラー氏と嶋村氏、時代も立場も違いますが、二人の言葉には共通する本質がありました。
それは、「自分の信念を持ち、人と丁寧に関わること」。
この姿勢こそが、豊かな人生の土台になると信じています。

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