今回は、日本のスタートアップ界で数々の挑戦を続けている起業家であり、CAMPFIRE創業者の家入一真氏の格言を取り上げ、その生き方や考え方を紹介します。
『選ばれるのが嫌だったら、選ぶ側に回ればいい。』
【出典】家入一真/Type
家入氏はプロジェクトの資金調達について、「お金があるか、応援してくれる人がいるかなど、生まれてきた家庭環境で格差が生じる。しかし、インターネットという民主化技術を使えば、解決できるかもしれない」と考え、CAMPFIREを立ち上げられました。
そんな家入氏からの学びとともに、『となりの億万長者が17時になったらやっていること』(PHP研究所)の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。
選択肢をつくりだす
家入氏は福岡県出身で、中学時代から登校拒否を経験し、高校を中退。
その後、ウェブデザインに興味を持ち、独学で技術を習得しました。
2001年には株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ)を設立し、レンタルサーバー「ロリポップ!」などを展開。
その後もクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を立ち上げるなど、常に新しい価値を生み出してきました。
冒頭の格言は、従来の枠組みに縛られるのではなく、自ら主体的に選択肢を作り出す重要性を説いています。
家入氏自身、社会の「当たり前」から外れる経験を経て、他人に選ばれるのではなく、自分から道を切り開く生き方を選びました。
できる理由に目を向ける
『できない理由はいくらでも思い浮かぶ。』
家入氏が立ち上げたCAMPFIREは、資金調達に苦しむ人々が自分の夢を実現できる場を提供するプラットフォームとして、多くの支援を集めています。
CAMPFIREを運営する中で、さまざまな反対意見や課題に直面しましたが、家入氏は「できない理由」にとらわれることなく、まずは行動する姿勢を持ち続けました。
この言葉は、挑戦する際に前向きな行動を促すメッセージとして、多くの人に勇気を与えています。
自分らしい生き方
『逃げてもいい。諦めたって、耐えなくったっていい。』
家入氏は、自身の引きこもり経験や挫折から、自分らしい生き方を見つけてきました。
この格言は、無理に耐えたり適応したりする必要はなく、自分のペースで生きていいというメッセージを含んでいます。
「逃げ」や「諦め」を否定するのではなく、それを選ぶ自由を認める姿勢は、多くの人々に安心感と解放感を与えます。
さいごに:嶋村吉洋氏からの学び
今回紹介した家入氏の生き方は、自己を信じて挑戦し続けることの重要性を教えてくれます。
「選ばれる側」ではなく「選ぶ側」に回る覚悟や、前向きに行動する力は、多くの人々にとって人生の指針となるでしょう。
自分のペースで生きる選択肢を広げることも、自分の価値を発揮するうえで欠かせません。
同時に、映画プロデューサーであり『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏の教えもまた、挑戦や主体性を重視する内容が多く共通しています。
嶋村氏は「物事をまずやってみることが重要」と語っています。
行動を通じて気付きや改善点を得ることで、より良い結果につながるとしています。
また、「気付きの数が人生を決める」という嶋村氏の言葉は、家入氏の挑戦の積み重ねとも重なる部分があります。
家入氏の格言を通じて、私たちも自分の選択肢を広げ、挑戦することで新たな価値を生み出していきたいと思います。