今回は、アクティブユーザー数25億6,200万人を誇る世界第2位のソーシャルメディア『You Tube』の創業者たちの格言を紹介していきます。
『「今日」には、これから起こることの萌芽がある。』
You Tubeは、俗に『PayPalマフィア』と呼ばれるPayPal出身の3名が創業しました。
You Tube創業者からの学びを、『となりの億万長者が17時になったらやっていること』（PHP研究所）の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。
ジョード・カリム
【出典】ジョード・カリム／Wikipedia
You Tubeは、ジョード・カリム、チャド・ハーリー、スティーブ・チェンの3名で創業されました。
ジョード・カリムは、You Tubeの第一発案者であり、最初に動画を投稿した人物としても知られています。
『Me at the zoo』というタイトルで、本人が登場しているその動画は、2005年4月23日に投稿されています。
You Tubeはこの1年後にGoogle社に売却されますが、その売却額はなんと約1,950億円といわれています。
そこから約18年経った今では、世界中でアクティブユーザーが25億6,200万人、Facebookに次ぐ世界第2位のソーシャルメディアに成長しています。
チャド・ハーリー
【出典】チャド・ハーリー／Wikipedia
冒頭の名言は、創業者のひとりであるチャド・ハーリーの名言です。
チャド・ハーリーは、幼少時から芸術に対する強い関心を示しPayPalにはインターフェースデザイナーとして入社、PayPalのロゴも設計しました。
You Tubeは、友人たちとのディナーパーティーで撮った映像を共有したいと思ったところから生まれています。
この名言とYou Tubeが生まれるきっかけの話からは、いつもと変わらない「今日」であっても、どのように考え、行動するかによって、それ以降の人生が大きく変わっていくことを学ぶことができます。
一日一日無駄にせず、一生懸命生きることの大切さを改めて感じました。
スティーブ・チェン
【出典】スティーブ・チェン／朝日新聞デジタル
『ビジネスの成功の要因の90％は自分たちのコントロール外だとお話ししました。でも言いかえれば、10％は自分たちの力による成果です。僕たちは、競争の激しい世界で他の企業と異なる世の中に影響を与える新しいサービスを提供してきました。これはとても愉しいことで、新しいサービスや新しいプラットホームとか、そういう大きなインパクトを残せるような仕事が、僕にとっての仕事ですね』
この名言は、創業者のひとりであるスティーブ・チェンのことばです。
スティーブ・チェンは、PayPalではエンジニアリングマネージャーを務めていました。
You Tube売却後は、多くの事業の創立にたずさわり、現在はシャープの社外取締役を務めるなど多岐に渡って活躍されています。
この名言からは、ビジネスの成功の要因の90%はコントロール外としながらも、自分たちの管理下にある10%にこだわることの重要性を学ぶことができます。
さいごに：嶋村吉洋氏からの学び
映画プロデューサーであり『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏も、講演会などで「自分の管理下にあることに集中する」という話をされています。
まずは、今起きている事象が自分の管理下にあることなのかどうかを判断し、管理下にあることにこだわり、そうでないことに振り回されないという姿勢を常に示してくださっています。
