『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』の著者・嶋村吉洋氏が大株主となっているサイバーエージェントの創業者・藤田晋氏の格言

『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』の著者ワクセル・嶋村吉洋氏が大株主となったサイバーエージェントの創業者・藤田晋の格言事業・起業

今回は、『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)の著者・嶋村吉洋氏が大株主となっているサイバーエージェントの藤田晋氏の格言を紹介していきます。

『夢をかなえる人は、忍耐強く理想と現実のギャップを埋めていける人しかいないと思う。』

【出典】藤田晋/ダイヤモンド・オンライン

サイバーエージェント創業者・藤田晋氏は、インターネット広告黎明期に同社を立ち上げ、数々の新規事業を生み出してきました。
今回は、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者であり、サイバーエージェントや朝日放送など多くの企業の大株主でもある嶋村吉洋氏からの学びも交えて紹介していきます。

現実を直視し続ける

藤田晋氏は1973年福井県生まれ。青山学院大学経済学部を卒業後、人材サービス会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。
1998年、24歳で株式会社サイバーエージェントを創業しました。

インターネット広告事業を軸に急成長を遂げ、2000年には東証マザーズに上場。
当時、最年少上場社長として大きな注目を集めます。
その後も広告事業にとどまらず、AmebaブログやABEMAなどのメディア事業、ゲーム事業へと領域を広げ、日本を代表するIT企業へと成長させてきました。

冒頭の言葉が示しているのは、「現実を直視し続ける力」の重要性だと感じます。
理想を描くだけではなく、思うように進まない日々の中で、試行錯誤をやめず、少しずつでも前に進み続けられる人だけが、結果として夢に近づいていくのだと思います。

私自身、事業や仕事において「こんなはずじゃなかった」と感じる場面に何度も直面してきました。
そのたびに心が折れそうになりますが、藤田氏のこの言葉を思い返すと、理想と現実の差に向き合っている今この瞬間こそが、前進している証なのだと捉え直すことができます。

流れを掴んだ瞬間に全力を尽くせるか

『流れがいいと判断したときに、仕事をサボっていてはいけない。』

ビジネスの世界では、努力すれば必ず成果が出るとは限りません。
しかし一方で、「これは来ている」と感じるタイミングが存在するのも事実です。
藤田氏のこの言葉は、その一瞬の流れを逃さない姿勢の大切さを教えてくれます。

調子がいいときほど、人は気を緩めがちです。
しかし、本当に差がつくのは、流れが来たときにどれだけ集中し、どれだけ行動量を積み上げられるかだと思います。
流れがいいときに全力で走るからこそ、その後の安定や次の挑戦につながるのではないでしょうか。

私自身、仕事や企画がうまく回り始めたタイミングで、無意識にペースを落としてしまい、結果的にチャンスを広げきれなかった経験があります。その反省から、今では「うまくいっているときこそ踏み込む」ことを意識するようになりました。

嶋村吉洋氏が多くの事業や人との縁を広げている背景にも、この感覚があるように感じます。
流れを見極め、来るべきときに手を抜かず、一気にコミットする。
その姿勢が、多様なプロジェクトを前進させている原動力なのだと思います。

最後に

『目標がはっきりしていて軸がきまってると、価値基準が明確になり、優先順位、有り無し、優劣が一瞬で判断できる。』

この言葉は、迷いの多い現代において、非常に本質的なメッセージだと感じます。
情報や選択肢が溢れる中で、判断に時間を取られ、行動が遅れてしまうことは誰にでもあります。
しかし、明確な目標と自分なりの軸があれば、判断は驚くほどシンプルになります。

藤田氏が数多くの意思決定をスピーディーに行ってきた背景には、この「軸」があったのでしょう。
そして嶋村氏もまた、「何をやらないか」を明確にすることで、自身と仲間の可能性を最大化してきた人物だと感じます。

私自身、このブログを書きながら改めて、自分の目標や価値基準を問い直しました。
忍耐強く理想と現実を埋めること、流れが来たときに全力を尽くすこと、そして揺るがない軸を持つこと。
これらはどれも特別な才能ではなく、意識次第で誰もが実践できるものです。

藤田晋氏の言葉、そして嶋村吉洋氏の歩みから得られる学びを、ぜひ皆さん自身の仕事や人生にも重ねてみてください。
その中に、次の一歩を踏み出すヒントがきっとあるはずです。

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