Bloombergのインタビューを受けた嶋村吉洋氏が株式を取得した阪急阪神ホールディングスの創業者・小林一三の格言

『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』の著者嶋村吉洋氏が主催するワクセルのPJ・小林一三の格言プロデュース

今回は、日本の近代実業家として多くの事業を成功に導き、現在の阪急阪神東宝グループや宝塚文化の礎を築いた人物、小林一三氏の名言を紹介していきます。

『金がないから何もできないという人間は、金があってもなにも出来ない人間である。』

【出典】小林一三/阪急文化財団

小林一三氏は、鉄道を中心とした都市開発(不動産事業)、流通事業(百貨店・スーパーなど)、観光事業などを一体的に進め相乗効果を上げる私鉄経営モデルの原型を独自に作り上げ、後に全国の大手私鉄や民営化したJRがこの小林一三モデルを採用し、日本の鉄道会社の経営手法に大きな影響を与えました。

今回はそんな小林氏からの学びを、『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)の著者であり、阪急阪神ホールディングスの株式を取得し、世界最大級の金融情報・メディア企業であるBloombergのインタビューを受けられた嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。

お金ではなく発想が未来をつくる

小林氏は1873年、山梨県に生まれました。大学卒業後は銀行員として働きましたが、その後実業家として独立し、阪急電鉄の前身となる事業を立ち上げます。
鉄道事業だけでなく、沿線開発、住宅事業、百貨店、そして宝塚歌劇団の創設など、多くの新しい文化や産業を生み出しました。
単なる鉄道会社ではなく、「街そのものをつくる」という発想で事業を広げた小林氏の考え方は、今も多くの経営者に影響を与えています。

冒頭の言葉は、小林氏の経営哲学を象徴するものです。事業を始めるとき、多くの人は「資金がないからできない」と考えがちです。
しかし小林氏は、お金の有無よりも発想と行動力が重要だと説きました。

実際、小林氏が鉄道事業を始めた当時、都市から離れた沿線はまだ人が少ない地域でした。そこで彼は、ただ鉄道を走らせるのではなく、住宅地を開発し、娯楽施設をつくり、人が住みたくなる街をつくるという大胆な発想を実行しました。
この発想が、後の阪急沿線の発展につながったのです。

私はこの言葉から、「できない理由を探すよりも、できる方法を考えること」が大切だと感じました。
仕事や人生でも、環境や資金を理由に諦めてしまうことは少なくありません。
しかし、小林氏の言葉は「本当に足りないのはお金ではなく発想なのではないか」と問いかけているように思います。

人を支える姿勢が信頼を生む

『必ず偉くなる秘訣は「縁の下の力持ち」をするに限る。それは己を捨てて人のためにはかることだ。』

この言葉には、小林氏が大切にしていた人間観が表れています。
華やかな成功の裏には、必ずそれを支える人の存在があります。
自分が目立つことよりも、人のために尽くすこと。
その積み重ねが信頼となり、結果的に大きな成果につながるという考え方です。

私はこの考え方にとても共感します。
現代は成果や実績が目に見える形で評価されやすい時代ですが、本当に価値のある仕事は、誰かを支えるところから生まれることも多いのではないでしょうか。
表に出ない努力や配慮が、長い時間をかけて大きな信頼を築くのだと思います。

若者への強いメッセージ

『青年よ、独立せよ。大会社にあこがれるな。商売はいくらでもある。仕事はどこにでもある。』

この言葉は、小林氏が若者に向けて発した強いメッセージです。
安定や大企業だけを目指すのではなく、自分で道を切り拓くことの大切さを伝えています。

現代でも、多くの人が「安定」を求めて同じ方向を目指します。
しかし、小林氏は「仕事はどこにでもある」と言い切りました。
つまり、世の中にはまだ解決されていない課題や新しい価値を生み出す余地がたくさんあるということです。

私自身、この言葉を読むと背中を押されるような気持ちになります。
誰かが作った道を歩くだけではなく、自分自身で新しい可能性を探す。
その挑戦こそが、社会を前に進める力になるのではないかと感じます。

最後に:嶋村吉洋氏からの学び

小林氏の考えは、映画プロデューサーでありソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏の考えと一致する部分が多いです。

さまざまなしがらみは一旦考えず、自分は本当はどう生きたいのかを考えることを大切にすること、ひとのためにまずは自分が与えること、独立することを伝え続けられています。

小林一三氏の言葉は、「自分の力で道を切り拓くこと」「人のために尽くすこと」「環境ではなく発想で未来を変えること」の大切さを教えてくれます。
そして嶋村氏の教えにも通じるように、理想を描き、行動を続けることで人生は大きく変わっていくのだと思います。

私もまた、自分が本当にやりたいことを見つめ直しながら、人の役に立つ挑戦を続けていきたいと思います。

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