ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』で語られる格言

『となりの億万長者が17時になったらやっていること』の著者ワクセル・嶋村吉洋氏のプロジェクト_『エルピスー希望、あるいは災いー』の格言一流のコンディション

今回は、2022年10月から12月まで放送されていたドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』に登場する印象的な名言を紹介します。

『希望って、誰かを信じられるってことなんだね。』

【出典】エルピスー希望、あるいは災いー/関西テレビ放送

このドラマは、報道の世界を舞台に、不条理な社会と向き合いながらも希望を見出そうとする人々の姿を描いています。
報道関係者という職業を通して、人間の矛盾や弱さ、そして光を追い求める姿勢がリアルに表現されており、私自身も何度も心を動かされました。

このドラマの格言からの学びを、『となりの億万長者が17時になったらやっていること』(PHP研究所)の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋氏からの学びとともに紹介していきます。

信じる力が希望を生み出す

冒頭に紹介したセリフは、ドラマの根底に流れるテーマを象徴している言葉です。
このセリフを発した登場人物は、何度も裏切られ、そのたびに絶望しますが、最後は再びひとを信じることを選びます。
「信じる」という行為自体が人間関係の中で最も難しいことであり、だからこそ「希望」と呼べるのだと感じました。

誰かを信じることでしか前に進めない瞬間がある。
そのとき、信じること自体が希望であり、それは行動を起こすエネルギーにもなる。
私自身、仕事や人間関係の中で「信じる」ということを恐れてしまう場面がたくさんあります。
けれど、「信じてみたい」と思える誰かと出会えたとき、その気持ち自体がすでに未来への一歩なんだと、ドラマを通して学びました。

自己満足の正義に気づくこと

『努力っぽいことして正義っぽい気分になりたいだけですよね』

このセリフには、正直ドキッとさせられました。
耳が痛いというか、自分にも当てはまる部分があると思ったからです。
何か行動を起こすとき、それが本当に誰かのためになっているのか、それとも自分の「正義感」を満たしたいだけなのか。
そう問われているように感じました。

私たちは「良いことをしている」という自己満足に浸ってしまうことがあります。
SNSでの発信やボランティア活動、正しいと思う意見を語るとき。
その裏にある自分の動機に目を向けることは、とても勇気がいることです。

このセリフを通して、ドラマは「本当の正義とは何か?」という問いを視聴者に投げかけています。
ただ行動するだけではなく、その行動の本質を見極めることの重要性。
私も「行動した」という事実よりも、「なぜその行動をしたのか」を常に自分に問いかけていきたいと思いました。

最後に

ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』は、単なるエンタメ作品ではなく、社会の現実を鋭く切り取りながら、「希望」や「信じること」の本質を問い直す作品でした。名言の一つひとつが、視聴者に深い問いを投げかけてくる力を持っており、私も何度も立ち止まって考えさせられました。
そしてこのテーマは、映画プロデューサーであり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』を主催する嶋村吉洋氏が伝え続けている価値観とも重なる部分が多くあります。

嶋村氏は、さまざまなコミュニティを築かれており、重要な役割も「ひとに任せる」ことを実践されています。
多くの場所でひとを信じることを実践され、大きな成果をつくりあげている様をみて、信じて任せられているほうも、その信頼を希望に変えて頑張ることができているんだなと感じました。

私自身も、今後どんな困難に直面しても、ただ「正しそうなこと」ではなく、「自分が本当に信じられること」を大切にしていきたい。
信じることの難しさと向き合いながらも、誰かを信じることで生まれる希望を、これからも見つけ続けていこうと思います。

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