今回は、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の経営者対談で取り上げられた株式会社オファサポート代表取締役・服部幸雄氏の名言を紹介していきます。
『できる前提で物事を考えていくと、必ず道筋はできる』
【出展】ワクセル/服部幸雄
服部氏は事業と事業をコラボレートさせ、自動車学校、タクシー、介護、子どもの福祉、ジャイアンツアカデミー、IT関係、ペット、ホテル事業など多角経営を成功させています。
今回はそんな服部氏からの学びとともに、『うまくいくリーダーだけが知っていること』(きずな出版)の著者であり、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の主催者でもある嶋村吉洋からの学びを紹介していきます。
経歴
宮崎出身の服部氏は、高校卒業後に大阪でハードな営業の仕事をされていたそうです。
基本給がなく、売上がなければ給料がないという状況のなかで営業力を培ってきました。
お客さまから聞かれたこと、要望されたことに対して、まずは「できます」と答え、答えた後にどうするか考えるということをされてきたそうです。
格言にもあるこの精神がいまの経営にも活かされているといいます。
事業のコラボレート
『僕はすべてにおいて後発組なんです。僕が唯一勝てる要素があるとすれば、事業と事業を掛け合わせて新しいものを展開すること。そうすれば僕が一番先になれるんじゃないか。』
服部氏は営業を2年間経験した後に、自動車学校に勤められていました。
そのときに国家資格である教習指導員の資格を取り、オートマの中古車を2台購入してコースを間借りし、宮崎に自動車教習所を立ち上げられました。
その後、介護事業と医療のリハビリを提供する事業を福岡で立ち上げました。
介護施設のリハビリに車の運転が適していると考えた服部氏は、行政からの反対を受けながらも、プレゼンを繰り返し、認可を得ることに成功しました。
この事業は今では市が表彰してくれたり、補助金を出してくれたりしているそうです。
また、車の運転をやめると認知症の発症率が2倍になり、要介護率が8倍になるといった医療文献も出てきており、学術的にも認められるようになったとのことでした。
このような事業のコラボレーションには、ここでご紹介したことばのような考え方があるそうです。
後発組ということで諦めるのではなく独自の付加価値を付けることで、先発組になれるという考えはとても学びになります。
勇気と覚悟をもって不安8割の分野に挑戦する
『不安8割の分野こそ勝機がある』
服部氏は不安8割でチャレンジすることを推奨しています。
マーケティングにあまり力をいれていないという服部氏は、マーケティングして勝機が大きなことをやるよりも、将来がはっきりしない、ままならないものに勝機があるのではないかと語られています。
分からないということは誰もやっていないということです。
だれもチャレンジしていない分野にチャレンジする勇気と覚悟が最も重要とされています。
さいごに:嶋村吉洋氏からの学び
『うまくいくリーダーだけが知っていること』の著者であり、映画プロデューサーでもある嶋村吉洋氏はコラボレートの考え方をとても大事にされています。
ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』にも「コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていく」という理念があり、コラボレートにより可能性を広げていくことは服部氏の考え方と同じだと感じました。
これからも服部氏やワクセルの新たな挑戦が楽しみです。