今回は、嶋村吉洋氏が主催者であるソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』のコラボレーターの1人でもある、ブロードウェイ俳優の由水南(ゆうすいみなみ)氏について紹介していきます。
由水氏は、ブロードウェイの舞台に立っただけではなく、ロンドンの貴族を題材にした名作『マイフェアレディ』にアジア人として唯一キャスティングされるなど、空前の実績を残しています。
また、現在では、『YU-project』という活動を主宰しています。
以下で、そんな由水氏の活躍の原因がわかる格言を紹介します。
「自分のブロックを外す」という由水南氏の指針
「The sky is the Limit」 〜可能性は無限大〜
直訳すれば「大空が上限」、転じて「可能性は無限大」という意味のフレーズです。
一般に「日本人には難しい」と言われてもおかしくないブロードウェイ俳優として結果を出した由水氏こそ言える言葉です。
由水南氏は、幼い時に見たミュージカルへの憧れから、ブロードウェイへの道を目指し、高校卒業後に渡米、演劇学校や数十回ものオーディションで経験と実力をつけていきました。
しかし、永住権の問題から、一度は夢を断念し、帰国。
日本では、劇団四季で活躍し、培った演技力などを発揮し、1年で演出助手を任せられるほどになります。それでも、夢を諦めきれなかった由水氏は、3年後に再度ブロードウェイに挑戦します。
再挑戦の際、由水氏にはいくつかの指針を持ってブロードウェイに臨んでいました。
その1つが、「俳優は稼げず苦労するというメンタルブロックを外す」ということでした。
イノベーションマインドを大切にしていくことで、人種や性にとらわれない個人としての在り方を確立していったことが、後の活躍に繋がっているといいます。
また、少しずつ仕事が増え多忙を極める中で、自身と向き合うことの大切さに気づき、「瞑想」にも取り組んでいました。
語学力や演技力などの能力や物理的な制約に限らず、自分自身のメンタリティという『Limit』までも外す努力を積み重ねてきたことが、その後の「マイフェアレディ」での大活躍に繋がっています。
言葉の上では「誰にでも可能性がある」と、誰でも簡単に言えるでしょう。
しかし、由水氏の場合は、その言葉の裏に『様々なLimitを外すことに挑戦してきた経験』があり、言葉に重みと情熱を感じます。
今年はご自身初のバースデーライブの開催など、なおも新しい挑戦をされている由水南氏の活躍に、今後も注目です。
さいごに:嶋村吉洋氏からの学び
『うまくいくリーダーだけが知っていること』の著者であり、映画プロデューサー、ワクセルの主催者でもある嶋村吉洋氏も、「自分の可能性を広げることの大切さ」について触れられています。
「誰にでも可能性はある」と言うだけではなく、「目標に向かい努力し続ける上で、自身の可能性の大きさを信じていること」が、人生にとっても重要であると学びました。